App Annie、5500万USドル(約64億円)の資金調達を実施 『Intelligence』に『Usage Intelligence』を追加



App Annieは、1月14日、App Annieの法人向け有料製品『Intelligence』製品群に『Usage Intelligence(ユーセージ・インテリジェンス、アプリ利用状況データ)』を新たに追加したことを明らかにするとともに、新たにシリーズDで5500万USドル(約64億円)の資金調達を実施したと発表した。

『Usage Intelligence』を追加したことにより、法人向け有料製品『 Intelligence(インテリジェンス)』のユーザーは、世界中の数千もの人気アプリを対象にアクティブユーザー数(MAU・WAU・DAU)やセッション時間、利用頻度、リテンション率といった、ユーザーによるアプリ利用状況データの取得が可能になり、競合分析などが容易にできる、としている。

資金調達は、既存の出資者のセコイア・キャピタル、グレイクロフト・パートナーズ、IDGキャピタル・パートナーズが参加したInstitutional Venture Partners(IVP)主導で行われた。調達資金は、製品開発や世界展開、M&Aなどに充当する予定。App Annieによると、収益は3倍に伸び、従業員数も世界10都市の拠点で2倍の300人、競合のDistimoを買収、マーケターやデベロッパーを始めとした製品のユーザー数は75%増えて35万人を超えるなど世界最大のアプリ情報プラットフォームに成長したが、さらなる成長を図っていく。

なお、今回の資金調達にあたり、IVPのゼネラル・パートナーであるEric Liaw(エリック・リアウ)氏がApp Annieの取締役会のメンバーに加わる。IVPは、モバイルとB2B領域におけるテクノロジー系企業を中心に投資実績をもつベンチャー・キャピタル。これまでAppDynamics、Datalogix、Marketo、Shazam、Snapchat、Supercell、TwitterなどがIVPから出資を受け、IVP出資企業のうち100以上の企業が後に上場を果たした。
data.ai(旧App Annie)

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