ビットアイル、稼動ラック数減少に伴い第1四半期は減収・減益…純利益は前期比43.7%減の2億5900万円

データセンター運営のビットアイル<3811>は、12月4日、2015年7月期第1四半期の連結決算を発表し、売上高42億8900万円(前期比3.1%減)、営業利益5億0400万円(37.5%減)、経常利益4億3800万円(同41.0%減)、当期純利益2億5900万円(同43.7%減)だった。
 

同社では、クラウドサービスを中心としたマネージドサービスやインテグレーションサービスを中心としたソリューションサービスが順調に推移したものの、iDCサービスにおいて稼動ラック数が4,293ラック(前年同期比7.0%減少)したため、と説明している。

サービス別の状況は以下のとおり。

・iDCサービスは、売上高が同6.6%減の25億4100万円だった。堅調な市場環境に応え得る拡張性のあるスペースと十分な受電能力を備えたデータセンターを基盤に、引き続き営業体制を整備・強化したものの、稼動ラック数は前年同期比7.0%減の4,293ラックだった。

・マネージドサービスは、売上高が同0.1%減の11億6200万円だった。運用サービス販売が好調だったが、稼動ラック数が4,293ラック(前年同期比7.0%減少)となった影響でレンタル機器サービス販売が伸び悩み、売上高も微減となった。

・ソリューションサービスは、売上高が同6.5%増の5億2600万円だった。子会社ビットサーフにおけるグループ外向けのシステムインテグレーション、エンジニアリングサービス提供が引き続き好調だった。

■2015年7月期の見通し
2015年7月期は、売上高237億円(前期比34.6%増)、営業利益26億円(同3.9%減)、経常利益23億5000万円(同3.3%減)、当期純利益14億4000万円(同4.1%増)と据え置いた。