ミクシィ子会社の決算公告が官報に掲載…マッチングアプリ「YYC」のDiverseは純利益1.4億円

ミクシィ<2121>子会社の決算公告が、7月22日付の官報に掲載された。いずれも2014年3月末に終わる決算期(2014年3月期)の内容となる。(追記:設立第1期の企業は通年の業績ではないので注意してもらいたい。Diverseは昨年12月設立なので14年3月末までの4か月間の実績となる)

まず、同社のライフイベント事業に分類される子会社群を確認したい。グルメイベントサイト「バルタウン」など結婚支援事業を手掛けるコンフィアンザの最終損益は43万円の小幅赤字、友達・恋人のマッチングサービスアプリ「YYC」などを提供するDiverseの最終損益は1.42億円の黒字だった。「YYC」はApp Storeの売上ランキングでトップ30常連のアプリだけあって、第1期(2013年12月設立)から黒字を確保している。
 

フォトブック事業「nohana」を手掛けるノハナ(2013年9月設立)は1.89億円の最終赤字、求人広告「Find Job !」事業のミクシイ・リクルートメントは3.41億円の最終黒字だった。「Find Job !」事業は黒字を確保しており、子会社群のなかでも比較的安定感がある。
 
 

その他の事業では、ソーシャルメディアマーケティングを担当するミクシィマーケティング(2013年7月設立)が1.16億円の最終赤字だった。今年4月、オンライン広告取引プラットフォーム(DSP)「Vantage」など各種ソリューション事業の一部を、アイスタイルに譲渡した。ネットリサーチ事業のミクシィ・リサーチも1.86億円の最終赤字だった。


 
投資事業を担当するアイ・マーキュリーキャピタル(2013年7月設立)は192万円の最終黒字だった。ミクシィ会長の笠原健治氏が代表を務めるイー・マーキュリーの決算公告も掲載されていた。
 
株式会社MIXI
https://mixi.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1468億6700万円、営業利益248億2000万円、経常利益182億5000万円、最終利益51億6100万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2121
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