データセンター運営のビットアイル、第3四半期は増収減益 ソリューション事業など好調、電力料金上昇が利益を圧迫

データセンター運営のビットアイル<3811>は6月5日、2014年7月期第3四半期(2013年8月~2014年4月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比6.6%増の132億円、営業利益は5.4%減の22億円、経常利益は5.6%減の20億円、純利益は6.95減の12億円と、増収減益だった。クラウドコンピューティング需要の高まりなどを背景に事業は好調だったが、電力料金の上昇などの影響で利益は減った。
 

<iDCサービス事業>売上高は前年同期比横ばいの80億円。第3四半期末の稼動ラック数は4514ラックと前年同期から変動なく、売上高、顧客数ともにほぼ横ばいだった。
 
<マネージドサービス事業>売上高は前年同期比7%増の33億円。クラウドサービス販売が好調だった。
 
<ソリューションサービス事業>売上高は前年同期比37%増の16億円。100%子会社のビットサーフが手掛けるグループ外向けのシステムインテグレーション、エンジニアリングサービス提供が引き続き好調だった。

全体の2014年7月期通期の業績予想は従来予想を据え置いた。
 

 

決算説明資料から四半期ごとの状況をみると、iDCサービスやマネージドサービス、クラウド事業の伸び悩みを、ソリューション事業の成長が補う格好となっている。顧客別の月次売上高をみると、SI向けが堅調のようだ。
 
▼サービス別の四半期売上高