【SUPERDATA/TalkingData調査】中国、モバイルゲーム市場規模は3000億円 MAUは米国を抜き2.7億と猛進!!

世界のモバイルゲーム市場調査会社SUPERDATAは、5月5日、中国を中心としたモバイル市場調査会社のTalkingDataとともに、米国と中国のモバイルゲーム市場に関するレポート「Mobile Games Brief Digital Games Market Brief: United States & China May, 2014」を発表した。

<以下の数値は、特筆がない限り、本レポートの調査結果によるもの、とする。>

本レポートによれば、世界のモバイルゲーム市場は、2014年通期で216億ドル(約2兆2000億円)まで成長した。また、世界のモバイルゲームのMAU(月間アクティブユーザー数)は、12月末で、14億8200万に到達した、という。
 
 
これは、①スマートフォンの普及率の向上、②PCゲームやコンシューマーゲームに比べて、モバイルゲームの参入障壁が低いこと、③フリーミアムモデル(基本無料・アプリ内課金)のサービスが普及したこと、によるものとのこと。
 
そのうち、中国のモバイルゲーム市場は、2014年通期で30億ドル(約3000億円)規模にまで到達し、米国のモバイルゲーム市場の32億ドル(約3200億円)に追いつく勢いで猛進している。また、中国のモバイルゲームのMAUが2億6600万、米国のモバイルゲームのMAUが2億4200万で、中国が米国のMAUを上回った、という。
 
この中国の快進撃は、SUPERDATAによれば、中国で、①Android搭載スマートフォンの普及が加速化したこと、②フリーミアムモデルのモバイルゲームが普及したこと、によるものとしている。
 
また、2014年第1四半期の米国と中国のモバイルゲーム市場の詳細をみると、コンバージョンは、米国が前年同四半期比4%減の5.0%、中国が同比21%増2.9%。ARPPU(課金者1人あたりの平均課金額)は、米国が同比11%増の21.60ドル(約2200円)、中国が同比21%増の32.46ドル(約3300円)。
 
 
これは、①米国のモバイルゲーム市場の飽和化、②『Candy Crush Saga』などのカジュアルゲームの中国市場参入、③フリーミアムモデルを採用したミッドコア〜コアゲームの普及によりアプリ内課金が増加したこと、によるものとしている。
 
なお、世界各国のGDPを比較する国際比較プログラム(International Comparison Programme:ICP)によれば、2014年中には中国が米国を上回り、1位となる見通しをしており、今後、モバイルゲーム市場における中国の存在はさらに注目を浴びそうだ。
 

 

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