【ゲーム株概況】新作『モンスターエッグアイランド』をリリースしたクルーズがS高…KLabも好材料相次ぎ7%上昇

4月11日の東京株式市場では、全体相場の下落を受けてゲーム株も下げる銘柄が多かったが、新作ゲームなどで好材料の出たクルーズ<2138>とKLab<3656>が買われた。

クルーズは前日比635円(15.7%)高の4675円で取引を終えた。一時は取引制限値幅の上限(ストップ高)の4740円まで上げた。前日に新作パズルRPG『モンスターエッグアイランド』のiOS版をリリース(関連記事)。リリース直後ながら売上ランキングが70位台で推移するなど、上位を狙える動きを見せていることもあり、期待買いが集まったもよう。

クルーズの株高が持続するかどうか、今後の同タイトルのランキング上昇が一時的なものでないかどうか、推移を見極める必要がある。

KLabの終値は7%高の582円。前日に、米国マイクロソフト社とのライセンス契約により開発しているリアルタイム戦略シミュレーションゲーム『Age of Empires』シリーズ最新作について、ティザーサイトを公開(関連記事)。加えて、KLabが開発を担当したバンダイナムコゲームスの『テイルズオブアスタリア』がGoogle Playの売上ランキングで20位まで上昇(関連記事)するなど、好材料が相次いだ。

『Age of Empires』はまだ一部ゲーム動画などの公開にとどまるが、株式市場の関心も高く、ティザーサイトの公開で開発が順調に進んでいることを確認できたとして安心感が広がったと考えられる。


以下、11日の主なゲーム企業の株価と騰落(単位は円)。
銘柄名 証券コード 終値 前日比 前日比率
クルーズ 2138 4,675 635 15.72%
KLab 3656 582 38 6.99%
ケイブ 3760 1,863 54 2.99%
カプコン 9697 1,739 49 2.90%
ボルテージ 3639 1,421 13 0.92%
スクウェア・エニックスHD 9684 1,837 1 0.05%
ネクソン 3659 792 -4 -0.50%
コーエーテクモHD 3635 1,232 -9 -0.73%
バンダイナムコHD 7832 2,164 -17 -0.78%
コロプラ 3668 2,572 -30 -1.15%
任天堂 7974 11,120 -150 -1.33%
サイバーエージェント 4751 3,590 -55 -1.51%
ガーラ 4777 167 -3 -1.76%
日本一ソフトウェア 3851 686 -14 -2.00%
グリー 3632 1,010 -21 -2.04%
オルトプラス 3672 1,530 -32 -2.05%
コナミ 9766 2,253 -53 -2.30%
ミクシィ 2121 5,600 -140 -2.44%
日本ファルコム 3723 845 -22 -2.54%
モブキャスト 3664 763 -20 -2.55%
アクセルマーク 3624 640 -18 -2.74%
セガサミーHD 6460 2,113 -65 -2.98%
アエリア 3758 1,404 -52 -3.57%
ディー・エヌ・エー 2432 1,651 -62 -3.62%
enish 3667 1,740 -71 -3.92%
GMOインターネット 9449 862 -39 -4.33%
ガンホー 3765 520 -24 -4.41%
ドリコム 3793 2,267 -122 -5.11%
マーベラスAQL 7844 688 -38 -5.23%
エイチーム 3662 4,950 -450 -8.33%
KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
企業データを見る
クルーズ株式会社
http://crooz.co.jp/

会社情報

会社名
クルーズ株式会社
設立
2001年5月
代表者
代表取締役社長 小渕 宏二
決算期
3月
直近業績
売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2138
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