ボルテージ、14年6月期の営業利益予想を66%上方修正、3億円→5億円に。10-12月期は営業黒字に転換

女性向けの恋愛ドラマアプリを提供しているボルテージ<3639>は、この日(1月31日)、2014年6月期の連結業績予想を上方修正し、営業利益予想を3億円から5億円に引き上げた。本日発表した第2四半期と直近の業績推移の動向を勘案し、売上高と利益の予想がそれぞれ従来の見通しを上回るため、としている。

同社の発表した業績予想は、売上高100億円(前回予想95億円)、営業利益5億円(同3億円)、経常利益5億円(同3億円)、当期純利益2億円(同8000万円)だった。従来予想からの修正率は、売上高が5.3%増、営業利益が66.7%増、経常利益が66.7%増、当期純利益が150.0%増だった。





同時に第2四半期(7~12月期)の連結決算も発表、売上高48億3700万円(前年同期比4.6%増)、営業利益2億6500万円(同260.6%増)、経常利益2億9200万円(同254.2%増)、四半期純利益1億1200万円(同343.0%増)だった。





同社によると、パーソナルアプリでは、キャリア公式PFでの売上が大きく減少したものの、ネイティブアプリが前年同期比で増加した。ソーシャルアプリは、既存タイトルと新規タイトルの一部が好調だったほか、ネイティブアプリが前年同期比で大きく増加。また、海外市場も本社発タイトル、SFスタジオ発タイトルも順調に増加したとのこと。

他方、費用面は、ソーシャルアプリ売上やネイティブアプリの売上増加による販売手数料の増加、増員による人件費の増加、オフィス増床による賃料の増加などが発生。広告宣伝費については、第1四半期半期に大規模なテレビCM出稿を実施したが、全体としては効率的に使用し、前年同期比で大幅に減少したという。 

なお、10~12月期の数字は、売上高25億4400万円、営業利益3億7700万円、経常利益4億0400万円、四半期純利益2億0900万円となり、黒字転換に成功したことがわかる。

 
【ボルテージの四半期営業損益の推移(単位:億円)】
株式会社ボルテージ
http://www.voltage.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ボルテージ
設立
1999年9月
代表者
代表取締役社長 津谷 祐司
決算期
6月
直近業績
売上高42億5700万円、営業損益8400万円の赤字、経常損益6300万円の赤字、最終損益3900万円の赤字(2023年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3639
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