日テレがタツノコプロを買収…リメイク作品や海外展開、タカラトミーとの連携強化などを推進へ

日本テレビ<9404>は、本日（1月29日）、タカラトミーからタツノコプロの株式の54.3％を取得し、子会社化すると発表した。取得価額については明らかにされていない。

タツノコプロは、1962年に設立されたアニメーション映画、キャラクター等の企画製作会社で、「科学忍者隊ガッチャマン」「ハクション大魔王」「マッハGo Go Go !」など国内外で人気の高いコンテンツを数多く発表し、映像・キャラクターにかかる国内外のライセンスを多数保有している。

タツノコプロのコンテンツには、他者原作を元にしないオリジナルアニメが多く、商品化やリメイクを単独で判断できる原作者としての権利を保有する作品は50以上に及ぶ。タツノコプロを日本テレビグループ内に迎え入れることで、リメイクとコンテンツビジネス、海外を含めた事業推進を行っていく。

また、今回の株式取得を契機に、日本テレビとタカラトミーは、キャラクタービジネス分野においても連携を強化する。日本テレビのコンテンツ制作力とメディアパワー、タカラトミーの商品開発力と流通営業力を生かすことで、タツノココンテンツのみならず、日本テレビとタカラトミーが持つキャラクターについてもビジネスを拡大していく。