楽天モバイル、2023年12月期決算は売上高14%増の2273億円、営業損失3402億円と増収・赤字幅縮小

楽天モバイルの2023年12月期(第6期)の決算は、売上高2273億0300万円(前の期比13.5%増)、営業損失3402億6600万円(前の期は4615億3800万円の損失計上)、経常損失3687億1500万円(同4732億9000万円の損失計上)、最終損失3752億7700万円(同4265億9100万円の損失計上)だった。5月10日付の『官報』に掲載された「決算公告」で判明した。

・売上高:2273億0300万円(同13.5%増)
・営業損失:3402億6600万円(同4615億3800万円の損失計上)
・経常損失:3687億1500万円(同4732億9000万円の損失計上)
・最終損失:3752億7700万円(同4265億9100万円の損失計上)

同社は、楽天グループ<4755>傘下で携帯キャリアサービスを展開している。4月に掲載した記事はIFRS基準のものとなる。

楽天グループの決算報告によると、2023年12月末までに契約回線数が596万回線(MNOのB2C及びB2B合算、BCP除く。BCPを含めると609万回線)となり、通信料金収入の増加により売上収益が着実に増加した。

通信料金収入の増加に伴いARPUも上昇傾向にある。B2CのARPUはデータ利用量の継続的な増加に加え、オプションの拡販と広告売上が拡大した。B2BのARPUはソリューションサービスの拡販等により、まだ上昇余地があるととのこと。

コスト面では、減価償却費を除くネットワーク費用及び販管費等の月次営業費用を、2022年度最も高かった月間対比で150億円削減するという目標を2023年12月に達成した。

設備投資は、新たなローミング契約締結を機に、従前計画対比で大幅な抑制を行い2000億円に変更していたが、設備投資金額は1776億円だった。

楽天グループ株式会社
https://corp.rakuten.co.jp/

会社情報

会社名
楽天グループ株式会社
設立
1997年2月
代表者
代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史
決算期
12月
上場区分
東証プライム
証券コード
4755
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