Vungle、アプリデベロッパーマネタイズやユーザー獲得の増大に向けてLINE Plusと協業

アメリカ・サンフランシスコを拠点とし、アプリ内動画広告を提供するVungleは、LINE Plusと協業することを発表した。

LINE Plusは、無料のチャットメッセンジャーサービス、 およびビデオ通話など他20以上のアプリケーションで新たなコミュニケーションを提供するLINEの海外での戦略立案・展開を行っている。今回の協業により、Vungleのプラットフォームを利用するアプリデベロッパーは、日本、台湾、インドネシア、タイのモバイルユーザーへのアクセスの拡大が可能となる。

また、今回の発表に先立ち、Vungleは2017年の年間ランレート(ARR)が3億ドルに達し、さらに中国における全体収益が400%増となったことも発表している。今回の協業によってVungleは今後もアジア太平洋地域で事業拡張をすすめ、収益およびユーザーエンゲージメント拡大に必要なサポートを開発者に提供することになる。 

▼Vungle ゼイン・ジャファー最高経営責任者(CEO)コメント
「インタラクティブなアプリ内動画広告はエンゲージメントやコンバージョン率を拡大し、アプリ収益化の主要戦略となっている。実際、Vungleのクライアントの中には、収益の90%以上をアプリ内動画が占めるようになった、というアプリデベロッパーもいる」

▼Vungle Korea ジェネラルマネージャー、 ホング・キム氏コメント
「Vungleのグローバルな動画マーケティングのノウハウとLINEの広範なユーザーベースにより、我々のSDKを統合したLINEのゲームデベロッパーは、より効果的にマーケティング活動を行い、新たな収益源を生み出し、ユーザー体験を向上させることができる。オルトプラス社のアプリ『ヨロシク!!!一人暮らし』は、配信後僅か9日間で日本のGoogle Play無料ゲーム部門で1位を獲得するという、非常に有意義な快挙を成し遂げています。我々は今回の連携を通じ、多くのアプリ開発者の方々が同じように日本、台湾そして東南アジアで成功されることを願っています」